2024.07.19
one word of the week ～今週の一言～
one word of the week ～今週の一言～
40代女性より「7月16日発表分」
北海道もいよいよ夏本番、暑い日が続き、熱中症対策として皆さんは水分補給をよくされていると思いますが、
水だけを過剰に補給していると「水中毒」を起こしてしまう危険があります。
水中毒とは、血液中の塩分濃度が急激に低下し、「低ナトリウム血症」の状態になる事をいいます。
症状として、めまいや頭痛、多尿・頻尿、下痢などがあげられます。
悪化すると、死に至る場合もありますので注意が必要です。
そこで、脱水症状や過剰な水分の補給による水中毒にならないために、
有効な飲料としてあげられる「経口補水液」の作り方や、利用の際の注意点について調べてみました。
経口補水液に必要な材料は、水・砂糖・塩のみです。
水500mℓ対し、砂糖：20g(大さじ2・1/3)、塩：1.5g(小さじ1/4)を、入れて溶かせば完成します。
小腸で水分と電解質を効率よく吸収させるためには、糖分とナトリウムのバランスが重要ですので、計量は正確に行う事をお勧めします。
カロリーが気になる人は、砂糖の量は減らすとしても半分の10gまでにし、塩の量はあまり変えないようにして下さい。
また、飲みやすくするために、レモン果汁を25mℓ入れることにより、クエン酸やカリウムを摂取できるようになるメリットがありますが、
反対に、果汁を加えることで糖濃度が増加しますので、浸透圧が高くなり水分の吸収が悪くなるデメリットがあります。
最後に、手作りの経口補水液は当然ながら無菌状態ではありませんので、作った後は1～2日以内に飲むようにして下さい。
今年は、観測史上最も暑くなった昨年に匹敵する暑さとなる可能性があると云われています。
適度な水分と塩分の補給をおこない、こまめに休憩をとるように心掛けたいと思います。
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