撮影場所: 北海道夕張市 北の国からでもおなじみのキタキツネの親子です。 なにやらお昼寝の最中のようですが、 現場での作業中でもこのような風景にはホッとさせられます。 とてもかわいいシーンですね。 分類:ネコ目 イヌ科 キタキツネ (学名:Vulpes vulpes schrendki) 体長約60〜80cm、北海道に生息。 犬に似ていますが、目、耳、鼻がよくはたらき、足も速いです。 食べ物は、野ねずみや昆虫、ヤマブドウやコクワの実などを食べています。 獲物(ねずみ)の捕らえ方は、草原などに隠れていても耳を使って位置を確かめ、少しでも動いた瞬間、前方に円を描くように高くジャンプし、着地したときに前足で捕らえます。 エキノコックスの宿主となるため、その関わりが近年、問題となっています。 エキノコックスとは動物に寄生するサナダムシの仲間(条虫)の総称で、幼虫と成虫がそれぞれ異なる哺乳動物宿主に寄生します。 幼虫は主に経口摂取により人間やネズミの肝臓に寄生し、強い病原体を発揮し肝臓がやられてしまいます。 成虫はキツネなどの肉食獣の小腸に寄生し、病原性は示さないそうです。 治療法は成虫に対しては有効な駆虫薬がありますが、幼虫は外科手術による切除が必要です。 撮影者:山本公志